章 176

純青色の大きな襟のパジャマを着た柴紫煙は、楚鋭に携帯とお酒を奪われると、怒った子猫のように爪を立てて飛びかかってきた。

「負け犬になったからって、誰かに心の内を打ち明ける権利もないっていうの?」柴紫煙は楚鋭の服を掴んだが、言葉が半分も出ないうちに涙がぼろぼろと流れ始め、手を離してベッドの上で跪くと、プラスチックのゴミ箱に手を伸ばそうとした。

「もういい!」楚鋭は眉をひそめ、彼女の肩のパジャマを掴んで引き上げた。本来は彼女を引き上げて携帯を取りに行くのを止めるつもりだったのだが、腰に一本の絹のリボンだけで留められていたパジャマは、彼の力で引っ張られるとリボンが緩んでしまった……柴紫煙が跪いて...