章 228

「マジやべえ」とは北方の方言で、生活の中でよく使われる表現。やや下品な言葉だが、話者の心からの感嘆や、「すごい」という賞賛の意味を持つ。

褒め言葉ではあるが、自惚れや傲慢さ、度を超えた様子も含んでいる。

楚霊に酒瓶で額を殴られる前まで、高大軍はずっと最近の自分がマジやべえほど出世したと思い込んでいた。

実際のところ、高大軍は武器密売や麻薬密輸のような命がけの商売などしていなかった。そんな頭が飛ぶような仕事に手を出すほど馬鹿ではなかった。

せいぜい「夜来香」というナイトクラブのオーナー王龍との繋がりを利用して、拳の強さを武器に手下を率いて店の治安を守り、店で飯を食っても金を払わず、大口を...