章 352

「三分間、つまり百八十秒。

百八十秒という時間は、あっという間だ。せいぜい一本のタバコを吸い終わる程度の時間だろう。

楚鋭は、あと数口で吸い終わるところだったタバコを弾き飛ばし、屋上に目をやりながら商離歌に言った。

「時間だ。まずはおばあさんに少し痛い目を見せて、洛林の反応を確かめるとしよう」

商離歌は何も答えず、手にした薄刃のナイフを振るうと、その刃先がサール夫人の左耳を貫いた。

「ああっ……!」サール夫人は全身を震わせ、すぐに悲鳴を上げながら道路沿いに集まっている見物人たちに向かって大声で罵り始めた。

「この外道め!神様はお前たちを許さないぞ!」

実際のところ、ナイフの先で耳を刺...