章 356

大内の第一高手が楚鉄の味方をしているのを見て、李志国がこれ以上強気な態度を続けるなら、確かに馬鹿としか言いようがない。

「行くぞ!」李志国は頷くと手を振り、先頭に立って足早に道路の方へ向かった。

偉い人たちが立ち去れば、武装警察の兵士たちがここに残る理由もない。カチャカチャと銃器を片付ける音が響き、兵士たちは素早く隊列を組み、李志国の後に続いた。

「張副局長、警察側はどういうおつもりですか?」李志国たちが去るのを見送った後、楚鉄は市の公安局の張副局長に尋ねた。「彼女たちも連行するつもりですか?」

張副局長は単なる副局長に過ぎないが、先ほど楚という男が武装警察支隊長に向かって銃を抜き、脳...