章 403

「楚鉦、注意して!これは囮地雷かもしれないわ!」

叶初晴は楚鉦が軍用ナイフを取り出し、地雷の信管を解体しようとしているのを見て、急いで声をかけた。「この地雷の下に、もう一つ別の地雷が仕掛けられているかもしれないわ」

楚鉦は小声で言った。「わかってる、今観察中だ……これは86式対人地雷だ。秦朝、絶対に足を動かすな、冷静さを保つんだ。さもないと、下の地雷を待つまでもなく、この地雷に入っている10キロのTNT火薬だけで、俺たち数人どころか、突撃車一台だって吹き飛ばされるぞ」

「楚鉦、私のことは気にしないで、早く離れて!自分でなんとかしてみるから!」秦朝は楚鉦がナイフを持って彼女の靴底に近づいて...