章 405

華夏第四基地から海外作戦任務を受け取ってから2012基地の裏山出口を爆破するまでの間、楚鋭が見せていた何食わぬ態度は、まるで命懸けの任務ではなく、三八線での恋愛ごっこと観光旅行に来たかのようだった……

ご覧の通り、彼は秦朝の地雷除去を手伝う時でさえ、たわごとを言うのを忘れなかった。

楚という男の冷静な振る舞いに、秦葉二人の女性は困惑していた。この男がバカでないとしたら、きっと変わり者に違いない。恐怖を知らない変わり者だ。

しかし、基地の裏山出口が爆破された後、真っ先に基地の通路に飛び込んだ楚鋭は、突然態度を変えた。

「待て!」楚鋭は通路の天井に取り付けられた蛍光灯を一瞥し、秦朝と葉初晴...