章 410

華夏。

京華。

午後二時の雲水集団京華支部ビル、会議室。

柴紫煙はお茶を一口飲んでから顔を上げ、優雅で余裕のある笑みを浮かべながら、幹部たちの顔を一人ずつ見渡した。そして細長く白い右手の人差し指で、会議テーブルの上にあるカラフルな光沢紙のパンフレットを指さした。「もし私たちがこの二つのプロジェクトを順調に始動させることができれば、雲水集団は今後十年間、華夏の高級ディスプレイと宇宙機器という二つの分野でリードポジションを確保できるでしょう」

幹部たちは喜びと興奮を顔に浮かべ、次々とうなずき、社長の英明さに同意を示した。

真っ白な顎をわずかに上げ、柴紫煙は続けた。「もちろん、大きなリター...