章 431

時間を遡り、楚鉄の「犠牲」から一ヶ月後に戻る。

この夜更け、空には明るい月が高く掛かり、微風がうめき、野の虫たちも徐々に夢の世界へと入っていった。

華夏第四基地の12の小組は、それぞれ12棟の独立した三階建ての小さな建物に住んでいた。消灯の合図が鳴った後、基地の夜勤リーダーは不定期に学員の宿舎を見回りに行く。規則を守らない者が見つかれば、最低でも警告処分が下される。

もちろん、第12小組が全て女性であることを考慮し、基地の夜間見回りを担当するリーダーたちは、当然のようにこの任務を秦朝に任せていた。

今日は、彼が犠牲になってから丸一ヶ月目だった。

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