章 455

「沈雲在の肩が美しいからこそ、楚某は面倒くさがらずに消毒して包帯を巻いてやったようなものだ」

楚鋭は六、七分かけて沈雲在の傷口を包帯で覆い終えた。いたずら心から、彼女に服を着せ直すこともせず、そのままシートに横たわらせたまま、車を発進させて空港へと向かった。

ソウル空港に近づいた頃、沈雲在が目を覚ました。「うーん...」

「もうすぐ空港だ。一点紅がどこにいるか教えろ」楚鋭は前方を見つめたまま尋ねた。

沈雲在は目覚めると、まず自分の肌が露わになっていることに一瞬戸惑ったが、すぐに楚鋭の意図を理解した。彼女は気にした様子もなく、どうせ彼にあんなことをされたのだから、見られても構わないと思っ...