章 503

「大王のグダグダな愚痴を聞かされて、運転している美女の顔に苛立ちの色が現れた。「ねえ、あなた、大の男がそんなにグズグズしてどうするの?やるならやる、やらないならはっきり言いなさいよ!今夜出会った男たちはみんな女連れだったから、あなたに声かけたんじゃない」

「やります!」

美女が苛立っているのを見て、大王は心臓がドキッとして、思わずその三文字を口走った。

「そう、それでいいわ。早く車に乗って、すぐにホテルへ行きましょ!」美女はようやく満足げに頷くと、せっかちに助手席のドアを開けた。

これは夢か、それとも幽霊に出くわしたのか?そうでなければ、こんな美人が、なぜ俺にこんなに金を払って、夫とし...