章 504

この世の中にはね、人の予想を超えることがよくある。

例えば、つい先日まで柴紫煙は、大老王のような男と一夜を共にしようとして、恥ずかしくも「安い女」と罵られたばかりだった。

しかし、それが彼女の心の結び目を解き、あの薄情な楚に対して、そのような極端な方法で復讐することをやめさせた。

ところが問題は、柴お嬢様が「適当な男を見つけて一晩」という春の思いを引っ込めたとたん、彼女を「一晩」にしようという男に目を付けられたことだ。

柴お嬢様と夜を共にしたいと思っているこの男、通称「カエル兄貴」は、先月齊魯省第二刑務所から「除隊」したばかりの男だった。

犬が糞を食う癖を直せないように、田舎娘への暴...