章 711

「二百三十万の軍人の中から頭角を現し、龍騰十二月に加わった女の子として、ただの飾りもののような女の子に指を突きつけられて『不服なんじゃないの?』と言われるなんて。」

もしこの女が自分の想い人の何とかさんでなければ、葉初晴はその綺麗な指を折りはしなくても、冷たく鼻を鳴らして相手にしなかっただろう。

しかしこの女はまさに楚鋏の何とかさんだったから、葉初晴は冷たく鼻を鳴らした後、怒りを抑えながら言うしかなかった。「ふん、もちろんよ!」

「でも、あなたたちは納得するしかないわ」

葉初晴が何か言い返す前に、柴紫煙は言った。「もし私があなたたちの最高司令官なら、あんな暗号箱を無理に奪い合うなんて、...