章 783

区分局の潘局長から電話が入り、その意図は明白だった。チャイ少年を傷つけた村人たちを区分局に連行せよ、と。

電話を切ると、王連喜の表情は明らかに楽になった。彼はゆっくりとタバコに火をつけてから言った。「王副所長、今潘局長から電話があってな。暴行事件の加害者を区分局へ連れて行けとのことだ。まあ、これでいいだろう。上に引き渡せば、我々派出所は不公平な処理をしたという面倒はなくなる」

「どの暴行加害者を区分局へ連れていくんですか?」王文杰は区分局が誰を求めているかは十分理解していたが、それでも眉をひそめて尋ねた。「双方とも怪我人がいて、双方とも手を出していますが、潘局長はどちらを連れていけと?」

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