章 84

「楚さんがいつ不良にビビって漏らしたって?彼は泥棒相手でも堂々としていたじゃない…なぜ柴社長は楚さんをそんなに心配してるの?何かおかしいわ」

電話から聞こえる通話音を聞きながら、周舒涵は柴紫烟の言葉に首を傾げていた。しかし、大広間でテーブルや椅子を運び出す軍人たちを目にすると、すぐに目の前の状況に不安を感じ始めた…

「くそっ、英雄気取りで美女を助けるつもりなの?よくも警備団の人間を平手打ちするなんて、命が惜しくなくなったのね。ふん、やればいいわ、あなたのような小物が警備団と渡り合おうなんて、あの人たちがあなたのイケメン面を見て手加減するとでも思ってるの?」周舒涵は衛戍警備団が何をする部隊なの...