章 890

謝妖瞳は死を恐れないが、死後に女の干し骸に犯されるのは恐れていた。

彼女は誰かに犯されることも恐れてはいなかったが、肝心なのは誰が彼女を犯すかということだった。

しかし、どちらの状況にせよ、目の前のこの家ソラという男は、謝姉さんの生と死における心の伴侶ではなさそうだった。それでも彼女は生と死の間で選択を迫られていた。死ぬのは簡単だが、死んでしまえば、他人が自分の体を辱めるのを止める力はもう二度と持てない。生きるのは難しい、なぜなら清らかな体を、彼女が歯で噛み砕いて食べてしまいたいと思うような連中の楽しみものにしなければならないからだ。

死ぬか、それとも生きるか?

これは確かに難しい選択...