章 1075

これで韓柏義はさらに耐えられなくなった。

目の前の裴瑾瑜は、もはや清楚な様子など微塵もない。彼女の瞳に宿る光は、明らかに彼を獲物として見定めているものだった。

「韓区長、約束は守ってくださいね。今夜は思う存分吸わせてくれるって言ったじゃないですか」

裴瑾瑜はベッドに手をついて韓柏義の上に覆いかぶさり、艶めかしい舌を出して上唇をなぞった。

韓柏義が夢中になって裴瑾瑜の細い腰に手をやろうとした瞬間、何かがおかしいと感じた。

彼女の体は冷たかった。まるで冷凍庫で凍らされていたかのように冷たい。この感触は、とても生きている人間のものとは思えなかった。

「...