章 1212

「山を出たら、鹿悠悠に電話して、できるだけ早くオセオ州で合流してもらうつもりだ」

陳飛はしばらく考えてから言った。「計画は状況次第だな。どうせ計画なんて変化に追いつかないものだ」

「お前たち二人だけか?」

「彼女の部下も一人いる。訓練キャンプに新しく来た『蜂刺』とかいう奴だ。それにお前と王天一を加えれば、俺たち四人だ」

「勘違いするな。私は行かない」

「なぜだ?今回さらわれた中に、お前の国の人間がいないからか?」

「その通りよ。それに、私が知らないとでも思ったの?あなたが皇后グループの裴瑾瑜を救いたいという私心があるってことを」ローラは冷笑しなが...