章 126

葉璇児の家は散らかり放題で、床には紙や本などが散乱していた。陳飛は腰をかがめて、無造作に一つの額縁を拾い上げ、じっくりと見つめた。どうやら葉璇児の大学時代の表彰状のようだった。

そこには「第二回訓練において優秀な成績を収めた葉璇児さんに贈る、激励の証として」と書かれていた。

葉璇児はいつもこういったものを大切にしていたに違いない。さもなければ、わざわざ額に入れたりしないだろう。しかし今や、額縁のガラスは割れてしまっていた。

陳飛が奥へと進むと、床にはこのような表彰状に似たものがさらに多く散らばっていた。陳飛はため息をつきながら、彼女のためにそれらをすべて拾い集め始めた。

拾いながら進む...