章 13

「ガタン」という音と共に、陳飛はバランスを取ろうとして手を伸ばしたが、掴めるものは美女の胸の膨らみしかなかった。彼は思わず美女の豊かな胸を掴み、極めて妖しい体勢で美女の上に覆いかぶさり、下半身は美女のレースの下着に密着していた。美女がこんな野郎の暴挙を許すはずもなく、思い切り声を張り上げて悲鳴を上げた。

今度ばかりは完全に警備員の注意を引いてしまった。ドアの外では足音が集まってきている。陳飛は冷や汗を流した。ドアには鍵がかかっていない。もし彼らが突然入ってきたら、自分を痴漢として連行されるのではないか?

ドア越しにノックの音がして、「すみません、何かありましたか?」と声がした。

陳飛はほ...