章 15

陳飛の口は塞がれて何も言えず、驚いて目を見開いた。一方の陸琪は熱中しており、目を閉じて夢中で陳飞に濡れたキスをしていた。

陳飛は考えた。陸琪は以前から自分に優しかったものの、やはり自分を見下していたし、あの女たちと一緒に陰で自分の悪口を言っていたはずだ。今こんなことをするのは、一体どういう魂胆だろうか?

このまま進めば、次は陸琪が自分の服を脱がせ始めるだろう。彼は急いで陸琪を押しのけた。

陸琪も普段ふざけていてまじめさのない陳飛がこんな時に自分を拒むとは思わなかった。男というものは女が身を投げ出してくれば断らないものじゃないの?特に陳飛のようなモテない男なら尚更なのに。彼女は目を見開いて...