章 257

陳飛は隊列の外に立ち、全員が整然と戦闘服を着ている様子を見て、特に恥ずかしさを感じていた。

自分は緊急集合に遅れただけでなく、彭湃まで巻き込んでしまったのだ。

小隊長は眉をしかめ、陳飛の姿を見つめた。

先ほど基地から突然電報が来て、自分の中隊に一人追加するという話だった。その人物は極めて重要な存在かもしれないとのことだった。

本来なら精鋭中の精鋭だろうと思っていたのに、こんな様子の人間だとは。

彭湃も顔を赤らめ、うつむいたまま黙っていた。

陳飛は申し訳なく思う一方で、心の奥底では「どうせ自分は正式な軍人じゃないんだから」という声が聞こえていた。

小隊長は陳飛を睨みつけながら訓示を続け、そして振...