章 260

彭湃は軍用のターボライターを点火し、自分が何につまずいたのかを確認した瞬間、思わず笑い声を上げた。

そして、ちょうど火を起こしていた陳飛の目の前に、彭湃が抱えた木材の束を持ってきたのだった。

陳飛は一瞬驚いて尋ねた。「それどこから持ってきたんだ?」

彭湃は笑いながら答えた。「あっちから持ってきたんだ。ここは以前も誰かが砂嵐を避けて隠れていた場所かもしれないな」

蘇浅語はバックパックの上に座り、地図を見ていた。

朴順喜は負傷した二人の戦士の世話をしており、陳潤だけが眉をきつく寄せていた。

砂嵐の到来は砂丘の方向を変えてしまう。もし運が悪ければ、全員が道に迷ってしまうだろう。

そうなれば、蝮蛇小隊...