章 36

「陳飛、出ていこうか」と言うと、胖子はまだ鼻水と涙でぐしゃぐしゃになりながら顔を拭っていた。陳飛は言った。「少しは男らしくしろよ。俺はまだ100元残ってるから、どこかで少し座って休もうぜ」

胖子は一晩中騒ぎ回って疲れ果てていたのだろう。鼻を一度拭うと陳飛の後ろについていった。二人は通りの片隅でまだ営業している屋台を見つけると、そこに滑り込んだ。白酒を一本と落花生を注文すると、陳飛は何も言わずに酒を注ぎ、グラスを持ち上げて胖子のグラスと軽く合わせた。

胖子は本当は酒は飲まないと言おうとしたが、陳飛の顔を見ると心が温かくなり、思い切って陳飛の真似をして一気に飲み干した。辛さに顔をしかめると、陳...