章 405

劉華強は本来カジノの千王と言われるほどの腕を持っていたが、陳飛のような素人相手に手を使う必要はないと考えていた。

こんな三流の相手に手を使って勝っても、あまり誇れたものではない。

だが今の状況はやや複雑になっていた。二人は互いに相手の3枚目のカードを予想し、どちらの顔にも余計な表情は見られない。

ディーラーが再度開札の確認をすると、劉華強はうなずき、開札の合図を送った。

陳飛の3枚目のカードが少し見えた瞬間、劉華強は喜びに満ちたが、スートを確認した途端、唇から無理やり絞り出すように「shit」と呟いた。

陳飛の3枚目は確かに3だったが、前の2枚と同じダイヤのスートだった。

一方、劉華強は最初の...