章 640

陳飛は鹿悠悠が指す方向に目を向けると、彼女が指していたのはマグナムデザートイーグルという拳銃だった。この種の拳銃はパワータイプで、殺傷力は非常に強いが、反動も相当強く、一般人にはなかなか扱いきれないものだ。

陳飛は歩み寄り、手に取って重さを確かめた。重みは手に馴染む感じだったが、実際に使うとどうなるかは分からない。もし安定して構えられず、一発撃ってずれでもしたら、それこそ笑い話になってしまう。

ふと彼は思い出した。訓練キャンプでは、射撃に関する訓練を一切受けていなかったことを。

考えてみれば当然のことだった。射撃すら満足にできないようなら、おそらくテスト段階で落とされていただろう。馬振洲...