章 650

鹿悠悠はどう言っても少女であり、戦争といったものには可能な限り関わりたくないという気持ちが当然あった。任務が途中で中止されたことに心残りはあったものの、内心では不満も感じていた。

陳飛はどうでもよかった。彼は一応小隊長という肩書きを持っていたが、華夏ではさしあたって役に立たないものだった。今は国民が困難に直面している時であり、この任務が失敗しても、彼はヤジデを離れるつもりはなかった。どうせニュースでも華夏軍が派遣されると言っていたのだから、そちらに加わることもできるだろう。

ローラだけが表情を凝らせていた。彼女は長い間黙り込んだ後、地面から立ち上がった。もしこの任務が途中で失敗すれば、最も...