章 790

隊長は眉をひそめてその若い警官を睨みつけた。

「何を慌てている?一体何が起きたんだ?落ち着いて話してみろ!」

若い警官は何度か大きく息を吸うと、信じられないという表情を浮かべた。

「さっき監房に行って、容疑者を連れ出そうとしたんですが、床に倒れていて、体が冷たくなっていました。鼻の下に手を当ててみたら、もう呼吸がなくて、心拍もなくて、死んでいるようなんです!」

若い警官は取り乱した様子で話し終えると、顔中が呆然とした表情のままだった。

尹暁萌はそのニュースを聞くと、その場で気を失ってしまった。

蕭俊も衝撃のあまり言葉を失っていた。

何か言おうとしたが、喉が動いただけで、何も言葉にできなかった。...