章 187

祝珩は微笑みながら腰を深く押し込み、指で凌落の腹部に溢れた精液を掬うと、匂いを嗅いでから凌落の耳元に悪戯っぽく囁いた。「濃いな、ふぅ……」

膣内が刺激を受け、より一層きつく締め付けてきた。祝珩は低い呻き声を漏らし、さらに数十回素早く突き入れてから引き抜くと、凌落の手を掴んで自分の性器を上下に扱かせ、最後にまた全てを凌落の腹部に吐き出した。

βの頬は血が滴るほど赤く染まっていた。

祝珩は射精を終えると再び絡みついてきて彼にキスをし、舌先で凌落の口腔内の隅々まで舐め回した。唾液さえ飲み込めないほど深く吻り、もう一度火がつきそうになるほどだった。

浴槽にはすでにお湯が張ってあり、祝珩は凌落を...