章 115

「もちろん異議がある」霹靂虎は目を見開き、きっぱりと言い切った。

「お前は……」無影剣は一瞬呆然とした。まさか相手がこれほど率直に介入してくるとは思わなかった。「霹靂虎、踏み込むべきでない泥沼もあるぞ。雲滇では風雲児かもしれんが、嶺西ではお前も思い通りにはいかんだろう」

「ハハハ、俺様が思い通りになんてことを期待したことなどないさ。ヘヘ、ただ江寧を通りかかって面白いことを見つけたから、はっきりさせたいだけだ」

「どういう意味だ?」

「年長者が威張り散らして若い者をいじめるのが気に入らねぇんだよ。これは江湖の道義の問題だ。もはや家庭内のくだらない問題じゃない。俺はかねてから正義感が強くて...