トゥー・キングス

第二百二章 – 二人の王

ジェイデン視点

リアーナはベッドの中にいた。俺は部屋を出る前に、彼女の頬にキスをした。

扉を開けると、ベアトリスとダラが腕を組んで俺を睨みつけているのが見えた。見られたか?

「あんたたちが付き合ってるって言うなら、ぶっ飛ばさないでやる!」ダラが俺を指さした。

間違いなく見られていた。

「それどころか、彼らはメイトだ!」クリスが俺たちの方へ歩きながら言った。俺は微笑んでダラの横をすり抜けた。

ベアトリスの顎が外れんばかりに開いた。「彼女、私たちに言わなかった!なんで教えてくれなかったのよ!こういうことは知っておくべきなのに!!」

ダラの拳が固く握られた。「よくも……」...