章 11

家に着いても、アレックスのあの当てこすりのせいでまだイライラがおさまらなかった。

自分の部屋に着くと、うめき声をあげてベッドにドサッと倒れ込んだ。ベッドカバーに不満をぶちまけた後、ゴロゴロと仰向けになり、ぶつぶつ言いながらインスタポストを見始めた……。ムカついてる相手の顔がもっと簡単に見られたらいいのに。

アカウントにアクセスする。アイコンはいつだったか自分で描いた子犬の落書きだ。写真じゃなくてイラストばっかりだけど、アレックスとはそれでもお互いにフォローし合うことにした。

アレックスの、彼自身の顔のアイコンをクリックしようとした時、チャーリーのアカウントに最近の更新があるのが目に入った。...