章 71

ライアンが物資を荷造りしている間、アレックスは私がキッチンの片付けを手伝うと申し出てくれた。

リタの足はずいぶん良くなっている。彼女も手伝いを申し出てくれたが、アレックスは休むように言った。口実としては、一両日中にアイゼナ基地に戻れることを望んでいて、もしこの問題が解決しなかった場合、彼女には万全の体調でいてほしいということだった。

リタ:「私も一緒に行きたいわ。ならず者のクズを何人か殺す権利くらい、私にもあるはずよ」

アレックス:「チャンスはまたあるさ。ただ、今日はダメだ。もしかしたら、これは無駄足に終わって、手ぶらで帰ってくることになるかもしれないしな」

リタはしぶしぶ同意し、ソファに...