137話

タリアと共有する部屋に立ち尽くしている私は、頬に熱が這い上がってくるのを感じながら、完全に凍りついたように動けなくなっていた。目の前には、この世で最も美しい存在が裸で立っている。完璧で、息を呑むほど美しい。これが幻なのか、それとも素晴らしい夢なのか分からない。

股間が生々しい炎で燃え上がり、その熱が野火のように全身に広がっていく。何日もの間、彼女に触れたいという圧倒的な欲望と戦い続けてきた。ただ普通に戻りたかっただけなのに。タリアだけが、それを可能にしてくれた唯一の存在だった。彼女は私を人間らしくし、再び愛することのできる男に変えてくれた。

昨夜、彼女が私にキスをした時、私は意図していたよ...