第4章
幽霊としての生も四日目。死んだからといって、馬鹿な決断をしなくなるわけではないらしいと気づき始めていた。
本来なら、ルイスが私の敵をさらに叩きのめしていく様を見届けているべきだった。だというのに私は、昔の私たちの寝室にいた。離婚届に判を押してから一度も足を踏み入れていない、その部屋に。彼が私の私物を詰めたいくつもの箱を、ただじっと見つめていた。
すべてがそこにあった。私の本、宝飾品、海外への新婚旅行で買ったあの馬鹿げた陶器の象までも。ルイスは、事業計画書を折り畳むのと寸分違わぬ几帳面さで、私の服を畳んでいた。
その光景に、あり得ないはずなのに、幽霊の胸が締め付けられるように痛んだ。
私は宝石箱の方へ漂っていった。まるで筋肉の記憶に引かれるように。幽霊の指が、最初の結婚記念日にルイスがくれた真珠に触れた瞬間、世界が揺らいだ。
そのレストランは高すぎたが、ルイスは譲らなかった。「俺の妻には何だって惜しくないんだ」彼はそう言って、優しい指で私の首に真珠のネックレスを留めてくれた。だが食事の半ばで母から電話がかかってきた。家が差し押さえられるから助けてほしい、金を貸してくれと懇願する声。彼の顎がこわばるのを、私は見ていた。私が母に、払えるはずもない新たな借金を約束している間、彼は黙って会計を済ませた。
「君の家族は――」車の中でルイスが口火を切った。
「やめて」私は彼の言葉を遮った。「それだけは、言わないで」
それきり彼は黙り込んだ。彼はいつもそうやって黙り込むのだ。
写真アルバムが一番堪えた。ページをめくるたび、幸せそうな私たちがいる。だが今ならわかる。家族の集まりのたびに、ルイスの肩に力が入っているのが。彼が私の親戚たちを、まるで脅威を見定める捕食者のような注意深さで見つめていたことが。
箱の底に埋もれていた結婚式のアルバムを見つけた。それに触れた途端、フラッシュバックが激しい衝撃となって私を襲った。
私より三つ年下の弟デイビッドが、披露宴でルイスを問い詰めていた。部屋の向こうからでも、ルイスの丁寧な笑みがだんだん消えていくのが見えた。
「ほんの少しの融資だよ」私が近づくとデイビッドは言っていた。「75万円。ジョスリンには内緒でな」
そのときルイスは私を見た。そして私は、彼の目に理解できないものを見た。怒りではない。もっと……庇護欲のようなもの?
「ダメだ」ルイスは静かに言った。「そして今夜、結婚式の日に、俺の妻に金の無心をするようなら、話はまったく別のものになる」
デイビッドは笑って受け流したが、その夜、本当に私に頼んでくることはなかった。私は彼が、この日を尊重してくれたのだと思っていた。ルイスが彼を脅していたなんて、気づきもしなかった。
さらに記憶が滝のように流れ込んでくる。私が部屋に入るとルイスが電話を切る様子。私が見る前に郵便物から消える請求書。ルイスが出張に行くたびに、母に突然起こる『待ったなしの緊急事態』。
なんてこと。彼は知っていたのだ。彼らが私に何をしていたか、ずっと前から知っていて、それでも一言も言わなかったのだ。
私は化粧台の方へ漂った。そこにはルイスが、胸が張り裂けそうなほど丁寧に私の私物を並べていた。私の香水、私の本、私の――
結婚指輪。
私の指輪に触れたとき、蘇った記憶は私をほとんど破壊しそうになった。
私の誕生日。家族のごたごたに邪魔されずにやっと二人で話せるようにと、何週間も前から計画していた一夜。私たちの特別な店を予約し、新しいドレスを買い、その夜母がお金を必要としないように、甥のベビーシッターまで手配した。
ルイスは一時間遅れて帰ってきた。髪は乱れ、いつも完璧なスーツには皺が寄っていた。
「夕食には行けない」彼は私を見ずに言った。「用事ができた」
「用事ができた?」その言葉は苦々しく響いた。「私の誕生日なのよ、ルイス」
「何の日かはわかってる」彼の声は平坦で、疲れ切っていた。「だが、こっちの方が重要なんだ」
私よりも、大事。私にはそう聞こえた。その思いを三年間、私は抱えてきた。
「待たずに寝ててくれ」彼は鍵を掴んで言った。
私は二十八歳の誕生日を一人で過ごした。出前を食べながら、最初の『家出』を練っていた。
しかし、記憶はそこで終わらなかった。今回は、その後に何が起こったのかが見えた。ハンドルを握るルイスの震える手。総合病院までの四十分のドライブ。何かに憑かれたように救急治療室の廊下を走る彼の姿。
彼が病院の部屋に飛び込んでいくのが見えた。そこには弟のデイビッドが医療機器につながれ、肝不全で顔色が灰色になり、横たわっていた。誰からも依存症を隠していたデイビッド。私が誕生日の夜を計画している間に、死にかけていたデイビッド。
ルイスは十七時間もかけて保険会社と粘り強く交渉し、あらゆる人脈を使い、法的措置の可能性をほのめかした。デイビッドを肝移植プログラムに参加させてくれる専門医を見つけ出し、実験的な治療を手配した。私が家で夕食をすっぽかされたことで彼を恨んでいる間に、彼は私の弟の命を救っていたのだ。
幻視は広がり、彼がかけていたとは知りもしなかった電話の数々を見せた。ルイスが午前三時に私の母と話している。金のことではない、デイビッドの容態についてだ。
「ジョスリンには言うな」ルイスは電話口で、疲れきったかすれ声で言った。「彼女にこのストレスは必要ない。俺が全部なんとかする」
私は彼が医療書類に私のサインを偽造するのを見た。家の値段よりも高額な治療費を彼が支払うのを見た。彼が――その傲慢で、見当違いなやり方で――私を守っていると思い込み、私の家族の危機という重荷を一人で背負うのを見た。
「頑固な馬鹿ね」私は誰もいない部屋に囁いた。
デイビッドは生きた。今では二年間の断薬を続け、治療センターでカウンセラーとして働いている。てっきり彼がようやく大人になったからだと思っていた。夫が彼にそのチャンスを与えるために、山をも動かしていたなんて全く知らなかった。
結婚指輪が私の幽霊の指をすり抜け、木製の化粧台の上でカチャンと音を立てた。その音は静かな部屋に銃声のように響き渡った。
ルイスが突然戸口に現れたので、私は驚いて後ずさった。
「何かが落ちる音がした」彼は言ったが、その視線はまっすぐに結婚指輪へと注がれた。化粧台の上に散らばるそれらを見て、彼の顔がくしゃりと歪んだ。
彼は震える指で私の指輪を拾い上げ、窓から差し込む午後の光にかざした。
「俺はずっとこれを着けていた」彼は誰もいない部屋に、かろうじて聞き取れるほどの声で言った。「君がこれを俺に投げつけた後も。弁護士が離婚成立を告げた後でさえ。外せなかったんだ」
彼の声は完全に途切れた。「俺が手にした唯一の良いものを、手放すことなんてできなかった」
彼は私たちの昔のベッドの端に沈み込み、まるで壊れ物のように私の指輪を手のひらで包んだ。
「君に聞こえているのはわかってる」彼は続けた。「君が怒っていることも。俺が君を、あらゆる大事な点で裏切ったことも。でもジョスリン……ああ、もしやり直せるなら。あの誕生日に戻って、デイビッドのこと、すべての真実を君に話せていたら……」
そのとき彼は顔を上げ、その視線は私のすぐ上を通り過ぎた。
「もし君に理解させることができたなら。すべての残酷な言葉も、冷たい態度も、君を締め出したすべての時間も――それは、君が背負わなくて済むように、俺が君の痛みを代わりに背負おうとしていたからなんだと」
私の幽霊の心臓は、壊れると同時に癒されていった。
「君を守っているつもりだった」ルイスは囁いた。「その代わりに、俺を人間だと感じさせてくれた唯一の人を、突き放してしまった」
彼は私の指輪を、自身の結婚指輪の隣、小指にはめた。
「愛してる」彼は宙に向かって、私に向かって、聞いていると知っている幽霊に向かって言った。「君があのコーヒーショップで列に割り込んだ俺に怒鳴った日から、ずっと愛してる。君が、やさしい香りがすると言って俺のシャツを着て寝ていたときも愛してた。君がこの指輪を俺に投げつけて、二度と顔も見たくないと言ったときでさえ、愛していた」
彼の肩が、静かな嗚咽で震えた。
「君がいなくなって、俺が影に話しかけている今も、愛してる」
四日前、私は彼の世界が燃え尽きるのを見たかった。今、三年間も誤解してきた思い出で満たされたこの部屋に座り、私は気づき始めていた。おそらく、彼の世界はとっくに燃え尽きていたのだと。
たぶん私たちは二人とも、灰の中に立ち尽くしていたのだ。再建の手助けを求めるには、あまりにプライドが高すぎて。
「ルイス」私は囁いた。彼には聞こえないけれど。
私の契約はあと六日。愛が、私たちが積み重ねてきた過ちや誤解を乗り越えられるかどうかを確かめるための六日間。
許しと、手放すことのどちらかを選ぶための六日間。
あの『契約』にサインして以来初めて、どちらがより困難なことなのか、私にはわからなかった。
