209話

私は彼に視線を送る。顔は火照り、体は燃えるようだ。情熱の嵐が私の中を渦巻いている…そして、またしても詩的な表現をしてしまう。うんざり。でも、これは本当のことなんだから。

「一年生が始まってから、コンドームを投げつけられたり、ロッカーに押し込まれたり、玄関先に山積みにされたりしてきたの。私は処女だけど、バカじゃない。いつか性行為をすることはわかっていたから、完璧に使えるコンドームを捨てる理由なんてないでしょ」

「穴が開けられているかもしれないぞ」とクリードが言い、その含みに私の血が凍りつく。それはいじめを超えて、ほぼ性的暴行に等しい。

「いいえ、密封された箱に入っているものだけ取っておいた...