245話

長年、私はザイドのコンサートに行って彼のパフォーマンスを見たいと思っていた。

今夜、ついにその機会を手に入れる。

ザイドの前に出演した3つのバンドは良かったけど、彼らのボーカリストにはザイドが持つような野性的なエネルギーがない。彼が私に触れるとき、その指が私の体のあらゆる部分に触れるとき、彼から溢れ出るエネルギーを感じる。私はアフターグローのタンクドレスとヒールを履いていて、ザイドは私に夢中になっている様子。彼は最終的に幸運を祈る熱いキスをして、ステージを横切って歩き出す前まで、3組のバンドの演奏中ずっと基本的に私を抱きしめていた。

彼はマイクをスタンドから引き抜き、緑の髪に指を通し、そし...