52話

休暇を終えてバーベリー・プレップに戻ってくるのは複雑な気持ちだ。ミランダに再会できることは嬉しいけれど、いじめ禁止令が解除されて何が起こるか不安でもある。校舎に入って最初に気づいたのは、私のロッカーがコンドームで覆われ、中央にメモが貼られていることだった。「これはあなたのよ、ワーキングガール。XOXO」

最高だわ。

ため息をつきながらメモを引きはがす。パパは私が家出したことを喜ばなかったし、戻った時にはママはもういなくなっていた。私はパパに謝罪し、残りの休暇中の外出禁止処分を受け入れ、パパが仕事に行っている間は勉強に専念した。私とザックの間で何が起きているのか、今は考えられない。

「おか...