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第三十三章 耐火

ユードラ視点

アレスはそれから三日間、火山の山頂とその周辺地域を捜索し、ブルーウォーター・オパルの痕跡を探し続けた。昼はヘリコプターで移動し、夜は車を走らせ、狼の姿に変身して捜索を続けた。それはまるで干し草の山から針を探すようなもので、ナマカの聖なる石の発見には一歩も近づけていなかった。

アレスが昼も夜もほとんどいないせいで、私はだんだん落ち着かなくなってきた。一緒に行きたかったけれど、アレスはどちらの女神も信用しておらず、私には海と火山に近づかないでほしかったのだ。パオラと私はプールでぷかぷか浮いたり、モクテルを飲んだりして時間を潰した。リゾートのフラワーアレンジメント...

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