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第三十五章 - 姉妹

「急いで、中へ！」風が吹き荒れ、サイレンが鳴り響く中、コアが俺たちに叫んだ。

「何が起きてるんだ？」俺は尋ねた。

「島の東西の海底で大きな地震があったんだ。津波警報が出ている。リゾートの下層階はすでに避難済みだ」

「ナマカとペレだ。俺たちは二人の聖なる石を両方見つけて、返すつもりなんだ」俺は叫び返した。

「その石が本当に実在するってことか？」コアは衝撃を受けたように尋ねた。

「ああ。メイトを連れてこないと。それに、石を返す方法を見つけなきゃならない」

「階段を使うしかない。エレベーターはもう止められている」彼は階段を指差した。

俺たちは三段飛ばしで階段を駆け上がり、スイ...