第573話あなたは私を嫌い

ウィノナは自分がお酒に強くないことを自覚していたので、飲みすぎないよう注意した。皆を見送った後、凝った首筋を揉みながら、お風呂に入るため自室へ向かった。フェイスマスクをし、髪を乾かし、楽な服に着替えた。それらを終える頃には一時間が過ぎていた。

ザカリーは既にシャワーを浴び終え、ヘッドボードに寄りかかって携帯でメッセージを打っていた。

ウィノナは布団に滑り込み、ナイトスタンドから携帯電話を取ってレベッカにメッセージを送ろうとした。彼女はもう家に着いているはずだ。ワッツアップを開くと、レベッカが三十分ほど前にゲームの招待と三十秒のボイスメッセージを送ってきていた。

その招待を見て、ウィノナは...