第45章 強姦に遭遇

白石麻里奈は車を降りると、コンビニには入らず、監視カメラの死角となる路地裏へ素早く身を滑り込ませた。

スマートフォンのライトを頼りに、彼女は迷いなく自分の服を乱暴に引き裂き、髪をかきむしった。さらに、自身の腕や首筋に爪を立て、血が滲むほどの傷を躊躇なく刻み込むと、桐島蓮に電話をかけた。

コール音が止まり、通話が繋がった瞬間、彼女は喉を引き絞り、極限の恐怖に支配されたような悲鳴をあげた。

「蓮! 蓮! 助けて……っ……死ぬ……誰か……いや……乱暴しないで! きゃあああ!! 来ないで! あっち行け! 蓮――!!!」

鼓膜をつんざくような絶叫と共に、彼女は一方的に電話を切った。そしてスマホ...

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