チャプター 21

ロリは赤ん坊を連れて庭へ散歩に出た。よく晴れていたが、暑すぎるというほどではない。

自分にとっても、そして赤ん坊にとっても、新鮮な空気を吸うのは良い気分転換になるだろうと考えたのだ。

今日はこれといって変わりのない、平凡な一日だった。一日中エミリアの世話に追われていたが、不満があるわけではない。彼女はこの仕事が好きだった。やりがいがあるし、何より嫌な考えを追い払ってくれる。昨夜の出来事の後、ロリはもうそのことは忘れて、二度と考えないようにしようと心に決めていた。

いずれ話さなければならない時が来ることは分かっていたが、まだ心の準備ができていなかったのだ。

エミリアの相手をして忙しくして...

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