チャプター 51

覚悟などできていなかった。いや、これほどの罰を受けることになろうとは。異様なほどの怪力を持つ男たちによって路上で拉致されたとき、アッシャーはてっきり借金のある麻薬王か何かの仕業だと思い込んでいた。

だが、間違いだった。完全に間違っていた。

この暗く息苦しい部屋にどれくらい閉じ込められているのか、見当もつかない。何日も誰にも会っていないように感じられた。外に連れ出されることさえなく、用を足したくなっても、その場で垂れ流すしかなかった。

悪臭は寄生虫のように肌にへばりつき、ジーンズは湿ったままだ。

奴らは俺から何を望んでいるんだ?!

見当もつかない。奴らは一言も口をきかなかった。

アッ...

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