チャプター 1

フレイヤ視点

私は裸でベッドに横たわり、絶え間なく自分の身体を指でなぞっていた。内側で燃え盛る欲望の炎が、私を空っぽで落ち着かない気持ちにさせていた。

ワーウルフである私の研ぎ澄まされた感覚は、その苦痛を増幅させた。肌の隅々までが、この欲求を満たしてくれる何か――どんなものでもいい――を求めて疼いていた。

身体は制御不能に身をよじり、この禁断の快楽の奥深くへと沈んでいく。絶え間ない愛撫で腫れ上がり、硬く尖った乳首は、必死な手で揉みしだかれ、ほとんど感覚が麻痺しているかのようだった。

「クソッ」私は呻いた。自分の声がどれほど必死に聞こえるか、それが嫌だった。

霞む意識の中、一つだけはっきりしていることがあった――ティファニーが私に薬を盛ったのだ。あの女め。

脚が本能的に擦り合わされ、手は肌の上を滑り、胸へと上っていく。

魂にぽっかりと空いた虚無を埋めてくれる、一人の雄(オス)が現れてほしいという切なる渇望を抑えることができなかった。

朦朧とする中で、近づいてくる足音が聞こえた。薬のせいで何もかもがぼやけていたが、戸口に立つ男の影は見分けることができた。

心臓が肋骨を激しく打ちつけた。彼の息は荒く、霧のかかった頭でさえ、彼が大きく、強く、そして危険な存在であることがわかった。

だめ、と脳が叫んだ。彼から離れろ、と。

しかし、私の身体は別の考えを持っていた。彼が私を強く引き寄せたとき、私は抗う代わりに、その腕の中で溶けるようだった。

彼の荒々しい手が敏感な肌を掠め、電気的な震えが全身を駆け巡り、私はさらに強く彼にしがみついた。

脚が本能的に彼の腰に絡みつき、私は喘いだ。「早く、もう耐えられない……もっと欲しい!」

「たまんねえな、ベイビー。お前、最高にセクシーだぜ」

彼の声は低くざらついていて、からかうような響きを帯び、その息遣いはますます重くなっていった。

鋼のように硬い彼の雄(おす)が、容赦ない力で私の秘部を激しく貫いた。一突きごとに体の奥深くを抉り、私の身体は制御不能に震えた。

彼の太い楔が私を蹂躙し、限界まで押し広げる。その一突き一突きが私の甘い一点を打ち、野蛮なリズムの下で私の抵抗は打ち砕かれた。

「わ、私……もっと……」

情欲は最高潮に達し、彼の執拗な突き上げに私の体は壊れんばかりだった。一突きごとに魂の芯まで打たれ、彼の雄はますます速く私の中で脈打ち、その摩擦が私を焼き尽くし、溶けてしまいそうだった。

意識が次第に遠のき、果てしない奈落へと沈んでいくのを感じた……その時、轟音と共に何かが砕ける音で、私ははっと我に返った。

ドアが破壊されていたのだ! 目をカッと見開くと、目の前には自分の裸体があった……昨夜のすべては、やはり夢ではなかったのだ。

そして、二つの人影が入ってくるのが見えた――前に立つ禿げ頭の男は私の父、マーカス・オースティン。スター・パックのアルファだ! そして彼の後ろにいるのは、昨夜私に薬を盛った義理の妹だった!

「フレイヤ!」父の声はガラスを粉々にするほどの鋭さだった。「来月にはアレクサンダーと結婚する身でありながら、このような無様な姿を晒しているとは何事だ?」

「お父様、聞いてください。ティファニーに嵌められたんです――」

「ふざけるな! 自分の過ちを妹のせいにするでない!」

「フレイヤ、私が庶子だからってあなたに嫌われているのは知っているわ」ティファニーは鼻をすすった。「私のせいにすれば気が済むのなら、それでも構わない。ただ、あの男の人にあなたを傷つけてほしくなかっただけなの」

アカデミー賞ものの名演技だった。吐き気がした。

「この嘘つき女――」

言い終わる前に、父の手が私の顔を打った。乾いた平手打ちの音が部屋に響き渡った。

私は唇を固く噛みしめ、涙がこぼれるのを必死にこらえ、痛みと屈辱の両方に耐えた。

「もうたくさんだ」父の声は氷のように冷たかった。「お前は終わりだ。我がパックから出て行け。スター・パックに、お前のような恥さらしは必要ない」

彼は背を向けて歩き去った。ただ、それだけだった。

「お父様、お願い!」

後を追おうとしたが、この薄いブランケットの下はまだ裸のままだ。

「話を聞いて!」

父は一度も振り返らなかった。

「どうして?」

父の姿が見えなくなった途端、私はティファニーに詰め寄った。

彼女はすぐさま猫を被るのをやめた。

「決まってるじゃない。あんたは何もかもお膳立てされてきた――パックも、アルファ・アレクサンダーも、宝石事業も。私が手に入れたのは? おこぼれだけよ」

「だから家族全員に毒を盛ったの?」

「私もあの毒で死にかけたけど、お父様があんたに背を向けるのを見るためなら、その価値はあったわ」

彼女は鮫のように獰猛な笑みを浮かべた。

「そして今、本来なら私のものだったはずのすべてを手に入れるの」

「この……人でなしが!」

憎しみに飲み込まれそうになりながら、私は歯を食いしばって唸った。

あの毒殺未遂事件の後からだった。父の私に対する寛容さは消え失せ、態度は急激に冷たくなった。その一方で、彼女をますます可愛がるようになったのだ。

「フレイヤ、知ってる? お母様と私がスター・パックに入った最初の日、あんたが私をあんな侮蔑の目で見つめた時から、私はあんたからすべてを奪ってやると誓ったのよ」

ティファニーは狂気を宿した目つきで私を見下ろした。

「どうしてあんたが何でも私より優れてるの? どうしてあんたが正統なアルファの血を引いて生まれてきたの? 宝石のデザインの才能も私より上で、あんたのために選ばれたアルファでさえ、私が付き合ったどの男よりもずっといい男じゃない」

その言葉に、ティファニーの顔が翳り、声は抑えつけられ、その目には歪んだ嫉妬が満ちていた。

「私生児だから何? 何から何まであんたに劣ってるから何だっていうの?」

彼女は冷たく笑った。

「フレイヤ、あんたは実の父親にパックから追放されたのよ。そして今、私は『クラウン&ジェム』を乗っ取るところ」

私は純粋な憎悪を込めてティファニーを睨みつけた。クソッ! 気づくのが遅すぎた自分に腹が立つ。これまで起きたことすべてを、もっと深く探っておくべきだった。

「そう、その顔よ。私が大好きな顔――私を殺したいくせに、何もできずに無力なその顔」

ティファニーは狂ったように笑い、ゴミでも捨てるかのように無造作に私の顎を突き放した。

「この日をずっと待ちわびていたわ。今、すごく嫉妬してるでしょ? 今日から、スター・パックのすべては私のもの。あんたの婚約者、ムーンシャドウ・パックのアルファであるアレクサンダー・リードも含めてね!」

彼女は憐れむような目で私を見た。

「フレイヤ、どこか忘れられた隅っこで、ドブネズミみたいに野垂れ死んだらどう?」

そこで彼女は、何か面白いことを思い出したかのように言った。

「ああ、もう一つ言い忘れてたわ。あんたの服、あまりに汚かったから、親切にもゴミ箱に捨ててあげたの。だって、スター・パックに役立たずのゴミが転がってちゃ困るものね、そう思わない?」

私はティファニーを殺さんばかりに睨みつけ、その姿を記憶に焼き付けた。

必ず復讐してやる!

一言も発さず、私はブランケットをきつく体に巻き付け、ドアに向かった。

「待って」

ティファニーの声に、私は凍りついた。

「それは私のブランケットよ」

私は彼女を見つめた。

「冗談でしょ」

「返しなさい」

彼女は私からそれをひったくると、床に投げ捨てた。そしてその上に乗り、かかとで踏みつけた。

いいだろう。何も持たずに出て行ってやる。これが初めてじゃない。

外に出た途端、嵐が襲ってきた。雨は、私に残されたわずかな涙と混じり合い、もはやどちらがどちらなのか分からなかった。

せめて通りに人影がなかったのが、わずかな救いだった。

私は最後に一度だけスター・パックを振り返った。これで終わりじゃない。まだまだこれからだ。

すべてを取り戻す。その時が来たら、ティファニーには私から奪ったものすべての代償を払わせてやる。

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