フォロー・ザ・アス

セイン

怒りに満ちた空気の中、俺たちはパックハウスへと荒々しく戻る。肌の下で俺の狼が暴れ狂い、爪を立て、俺たちから――俺から奪われたもののために血を求めて叫んでいる。隣にはサイラスがいて、その顎は固く食いしばられ、瞳は俺が胸に感じるのと同じ殺意に燃えていた。誰も一言も発しない。一歩一歩が同じ誓いを宿している。アイラを見つけ出すためなら、この大地をズタズタに引き裂いてやると。

俺たちは手慣れた動きで戦闘装備を身に着け始める。黒い戦闘服、ボディアーマー、ホルスターが所定の位置にはまる音。武器を装填する音、ナイフを鞘に収める音、そしてブーツの紐を締める音が武器庫に満ちる。俺がライフル、ショットガン...

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