チーム・アルファ・ディック・アンド・ホット・スタフ

セイン

リトルウルフへの手紙が、ただの言い逃れだというのは生ぬるい表現だろう。アルファとしての義務など投げ出して、一日中彼女の隣で寝ていたかった。彼女の肌を、俺の肌で感じていたかった。人生で最高の眠りを味わったというのに、俺は今、オフィスで彼女を別のシフターに引き渡そうとしている。デスクの縁を強く握りしめすぎて、木がささくれてしまった。ローナンは、この男の喉を食い破れと俺を激しく突き上げている。こいつがアイラが部屋に入ってきた時に気づかなかったという事実が、信じられない。運命の番の絆があるというのに、廊下にいる彼女を認識できないだと? ああ、彼女が自身の狼と繋がっていないことが、それを妨げて...

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