ヒート・デイ #2

アイラ

巣の中で目が覚めたが、今が何時なのか、今日が何曜日なのかもわからない。わかるのは、ノットへの貪欲な飢えだけだ。太ももは溢れ出た愛液でぬるつき、全身が火照り、どうしようもない空虚感に襲われている。クリトリスが脈打ち、泣き出したいくらいだ。腹部に痙攣が走り、私は痛みに耐えて体を丸めた。

痙攣が治まると、今度は情欲に我を忘れた。野生にかえり、本能がただひたすらにノットを求めて叫ぶ。私のアルファのノットを。寝返りを打つと、まさに求めていたものが隣で眠っていた。シーツをめくると、雄としてあまりに美しいアルファが全裸で横たわり、巨大なペニスをさらけ出している。それは硬く勃起しており、私の体はこ...

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