第12章

音楽が鳴り響く。

胸が大きく、脚が長い美女モデルたちが次々と登場する。可愛いバニーガールのコスプレをしたり、妖艶な魔女の姿をしたり、セクシーな水着を着たりして、様々な男性の好みに応えている。

二階のVIPルームからは、窓越しにランウェイが見える。

「鈴木監督、うちの佐藤桜があそこにいますよ。見てください、あのスパンコールの水着を着ている女性です!後で彼女にしっかりとおもてなしさせますから」田中清美は笑顔で指差しながら言った。

鈴木監督は五十歳を過ぎ、髪は薄くなり、濁った目でランウェイの女性を一瞥し、冷笑を浮かべた。「整形顔だな。これが会社で一番美しい女性だなんて、よく言えたもんだ」

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