第23章

「澄ちゃん、ただいま!」

秋山美羽はプレゼントの話を終えると、慌ただしく駆けつけてきた。

林田澄子が無事にそこで飲み物を飲みながら、ステージのパフォーマンスを楽しんでいるのを見て、彼女の心に引っかかっていた大きな石がようやく落ちた。

二人はしばらく座っていたが、林田澄子よりも秋山美羽の方が開放的で、ハイテンションで楽しんでいた。

彼女はステージまで駆け上がり、パフォーマンスをしている男性にお札を渡したほどだ。

秋山美羽はまだ遊び足りない様子だったが、林田澄子が何度もあくびをしているのに気づき、退出を提案した。

しかし彼らが知らなかったのは、山崎川が山本桜を連れてこの同じバーにいた...

ログインして続きを読む