第6章
ルカが私の額にキスをした。じっとりと汗ばんだ肌に、彼の唇の温もりが伝わってくる。
「母さんがついてるからな」
彼は低く落ち着いた声でそう呟いたが、その目はすでにここにはなかった。彼が始末しなければならない、何か闇深く危険な仕事へと意識が向いているのだ。
「俺は仕事を片付けてくる。しっかりな、エヴァ」
彼は私の返事を待たなかった。看護師たちに頷くと、ルカは私を乗せた車椅子を押し、分娩室を出た。私たちの傍らには、五つの小さな命を乗せたバシネットが並んで運ばれていく。男の子が三人、女の子が二人。皆、血色が良く、完璧な姿をしていた。
分娩室の外で待っていたソフィアは、その姿を目にし...
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